Sauvage Riesling 2003 Weingut Georg Breuer
ソヴァージュ・リースリング 2003年 ゲオルグ・ブロイヤー
【2014年8月24日】

ソヴァージュ2003_500

■テイスティングコメント
【外観】
輝きのあるゴールドイエロー。


【香り】
熟した柑橘系のアロマ、柚子のような印象。


【味わい】
口に含むと、伸びやかな酸味とミネラル感が広がる。
キリッとした辛口で、どこかエスニックな世界観のようだ。


【イメージ】
ラインガウのリースリングはテロワールの影響か、"大地"のリースリングが多い。
しかし、こちらのソヴァージュは"天空"寄りでした。(大地属性?の海も視えましたが)


舞台は、東洋と西洋、イスラムとキリストの架け橋となるトルコ。
そこは朝霧の中の港、エーゲ海に面するイズミール。
吹き抜ける浜風と、風に感じる塩味(ミネラル感)。


キーワードは"架け橋"。
結ぶのは国家?宗教?信念?
それとも、父から娘への想いか。
その想いは、信念となりドイツワイン文化の礎となる。

ソヴァージュ2003img_500

■概要
100年ほど前、世界でもてはやされたラインガウの辛口リースリング。
その復権をモットーに立ち上がったのがゲオルグ・ブロイヤー醸造所。
実際はシュペートレーゼ以上の果汁を使用しているが、表記はQ.b.Aとなっている。
因みに2003年は先代ベルンハルト氏が健在だった頃のワインだ。