一觴一詠 酒を詠む

ワインエキスパートの悠です。
30歳で小さいワインのネットショップを起業、現在運営中です。
ブログにはワインに限定せず、日々飲んだ酒をアップしていきます。

ブログ名は【いっしょういちえい】と読みます。
一杯の酒を飲みながら、一つの詩を歌うことです。
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タグ:赤ワイン

20180905_ペイ・ドック ルージュ シャプティエ
ペイ・ドック ルージュ M.シャプティエ

完熟したブルーベリーのアロマとナツメグやシナモンのスパイス感。
豊かな果実味と適度に収斂性のあるタンニン、チャーミングな酸味。
シンプルでも美味しい。
1,000円前後にしては、良い。
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コート・ロティ・ラ・セレン・ノワール 2003年 ドメーヌ・マチルド・エ・イヴ・ガングロフ
Cote Rotie La Sereine Noire 2003 Domaine Mathilde et Yves Gangloff
【2017年10月26日】

Cote Rotie La Sereine Noire 2003_エチケット_550
Cote Rotie La Sereine Noire 2003_エチケット2_550
Cote Rotie La Sereine Noire 2003_550

【外観】
深い色合いの青紫で、グラスの底はくすんで見えない。


【香り】
果実香は殆ど感じず、トリュフ、ドライイチジク、コンポートされた果実の皮のような熟成のニュアンスが強い。


【味わい】
口に含むと、エレガントな酸味が広がり、収斂性のある強いタンニンへと繋がるが、香りでも述べたコンポートに由来するプルーンのような凝縮された甘味が余韻を彩る。


【イメージ】
ゴツゴツとした岩肌や勤勉な生産者の日常(テロワール)が透けて見えそうな隙の無い一本。
無骨な液体の中に、ちょっとした艶が見え隠れしています。

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■概要
ガングロフは評論家には左右されない生産者と言われ、雑誌や評論家のインタビューを嫌い、マスコミに登場することもあまりないと言う。
山奥で葡萄と向かい合い、ワインと対話しながら、ワイン醸造の日々を送っている。
日本の侍を彷彿とさせる彼が一躍有名になったきっかけは、2000年にジャンシス・ロビンソンが携わる「オックスフォード・コンパニオン・トゥ・ワイン」で、「最も将来有望な28人」の1人に選ばれたことである。
そのただ一度の登場で、翌年の2001年以来、予約しなくては買えないカルトワインとなった。
急勾配の丘陵に広がる畑でオーガニック栽培を行い、全てを手作業でこなす。
ステンレスタンクで発酵、新樽、古い小樽を用いて熟成し、ワインの澱引きはなく、酸化防止剤も最低限しか使用しない。
コート・ロティに3ha、コンドリューに2.5ha、サン・ジョセフに2.4haを所有する小規模なドメーヌで、ワインの生産量は僅か30樽弱で日本への入荷は数ケースのみである。
コンドリューにつていはその一部をローヌの名門ギガルに卸しているそうだ。

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Boekenhoutskloof Syrah 2013
ブーケンハーツクルーフ シラー 2013年
【2017年10月26日】

Syrah 2013_エチケット_550
Syrah 2013_エチケット2_550
Syrah 2013_550

【外観】
濃いガーネット色で、深い色合い。


【香り】
まず感じるのが、鼻腔を抜けるブラックペッパーのようなスパイス香。
果実のニュアンスはブラックチェリーやカシスで、その背景にユーカリのアロマが見え隠れする。
その他に、火打石やミントの要素も存在している。


【味わい】
複雑な香りとは裏腹に、味わいはシンプルな果実味(甘味)とエレガントな酸味でバランスよく構成されている。
優しい葡萄の甘味が収斂性のあるタンニンを包み込むように存在し、それらが芳醇なボディとなっている。


【イメージ】
香りはフランスらしく、味わいはニューワールドのようで、二つの異なる要素が溶け合っています。
ワインから感じる鉱物のニュアンスから、赤い土や岩肌を連想します。
Syrah-img2_550

■概要
1776年設立され、フランシュック地区で最古で最も評価の高いワイナリーだ。
ワイナリーの名前は、「土着のブナの木」を意味する。
エチケットには、この木で作られたケープ・オランダ様式の7つの椅子が描かれている。
ブーケンハーツクルーフ社は過去に、ロバートパーカーのワイン・バイヤーズ・ガイド(米国)、ワインレポート(欧州)の両方で南アフリカNo1ワイナリーに選ばれている。


産地:南アフリカ/スワートランド
タイプ:赤/重口
葡萄品種:シラー

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