一觴一詠 酒を詠む

ワインエキスパートの悠です。
30歳で小さいワインのネットショップを起業、現在運営中です。
ブログにはワインに限定せず、日々飲んだ酒をアップしていきます。

ブログ名は【いっしょういちえい】と読みます。
一杯の酒を飲みながら、一つの詩を歌うことです。
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タグ:純米

純米吟醸 極上吉乃川 720ml(2017年6月)
【2017年8月14日】

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純米吟醸極上吉乃川3_550

■テイスティングコメント
静かに香る吟醸香の中心に、しっかりと米の香りを感じる。
エレガントなミネラル感からスムーズに仄かな甘味に繋がり、芳醇な米の旨味が口中を覆う。
磨きが美しく、雑味は一切ない完璧なバランスで、透明感のある酒質ながら、しっかりと存在感をアピールしてくる。
余韻は10秒以上と非常に長く、フィニッシュ後もいつまでも旨味が残っているような感覚に陥る。


豊穣の女神のような気品と、それによってもたらされる希望、飲んでいて幸せ(笑顔)がこみ上げてきそうな一本です。

純米吟醸極上吉乃川img2_550

■概要
産地:新潟/吉乃川株式会社
酒米:新潟県産米 越淡麗(山田錦×五百万石)
アルコール:15度
日本酒度:+1
酸度:1.6
精米歩合:50%
酵母:自社酵母
酒母:速醸
仕込み水:「天下甘露泉」と呼ばれる信濃川の伏流水(軟水)


吉乃川は戦国の世、天文一七年創業の酒蔵である。
上杉謙信活躍の時代から、伝統を守り、越後の良酒を460年造り続けている。
上質かつ安定した「いつものうまい酒」を造るため、昭和30年代から「大型仕込み」に取り組み、今の地位を確固たるものにする。
長い歴史の中で、常に若い力と新しい発想を取り込む事で進化し、現在も若く新しい力が未来の吉乃川づくりのためにチャレンジを続けている。

純米吟醸極上吉乃川5_550

※この日は鮎の塩焼きと冷やしトマトと共に。


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夏生 純米吟醸 720ml 人気酒造 (2017年4月)
【2017年6月19日】

夏生純米吟醸_550
夏生純米吟醸2_550

■テイスティングコメント
外観は淡いイエロー。
熟したメロン、バナナ、洋ナシ、キウイ等の華やかなフルーツ香が香る。
口に含むと、ふくよかで丸みのある米の旨味を感じる。
ジューシーな果実味が広がり、苦味を伴うミネラル感が心地良い切れ味を演出する。


夏の空気が竹林で冷やされ、爽やかな風になる。
そのように涼しげな印象です。
正に夏に飲みたい生酒です。


夏生純米吟醸img2_550

■概要
産地:福島/人気酒造
アルコール度:16度
精米歩合:60%
日本酒度:-2(予定)
酸度:1.7(予定)
仕込み水:安達太良山雪解け水(軟水)


1897年創業、企業理念は下記の通り。
「東北、福島発の焼酎・日本酒文化を継承、発展させ、独自の飲酒スタイルを確立することにより、豊かなお客様の飲酒生活を提案し、実現する企業である。」
銘柄の由来は、"人が気を込めて醸す"、やるからには一番を目指そうと言うことで、「一」を加え、『人気一』となった。


★手造りでしか造りません。
★吟醸しか造りません。
★伝統的な製法と道具にこだわります。
★すべて瓶貯蔵で品質管理。
上記を信念に、高品質の酒を日々世に送り出している。


仕事の関係上、蔵元の方とお会いする機会がありますが、志が高く真に酒を愛されております。
私が日本酒を好きになったきっかけとなった酒は、人気酒造の一本でした。

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水芭蕉 純米吟醸辛口スパークリング 180ml(2017年6月)
【2017年6月22日】

純米吟醸辛口スパークリング_550
純米吟醸辛口スパークリング2_550

■テイスティングコメント
瓶を振ると澱が舞い、風に舞う雪のように見える。
華やかな外観からはフルーツ香をイメージするが、それに反して吟醸香が豊か。
口に含むと、凛としたミネラル感を伴う苦味が、米の甘味を分断する。
フルーティーだが、チャーミングではなく、いぶし銀の酒質。
春を形容する表現ではなく、しんしんと降り積もる雪景色をイメージします。

純米吟醸辛口スパークリングimg2_550
 
■概要
産地:群馬/永井酒造
酒米:兵庫県三木市 三木・別所地区産 山田錦
アルコール:15度
精米歩合:60%
日本酒度:+8
酸度:1.4
仕込み水:尾瀬の天然水(軟水)


1886年創業、水芭蕉シリーズは1992年から発売開始。
フランスのシャンパーニュ地方で醸造を学び、2008年に瓶内二次発酵による発泡性清酒を発売。
経歴から分かるように、蔵元のホームページもアルファベットを使用するお洒落な雰囲気である。
地元の自然風景、蔵の様子も美麗な画像で見ることができる。
ボトルやラベル、酒質もワインを彷彿とさせる。
和洋折衷と言う表現がしっくりくるだろう。

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