一觴一詠 酒を詠む

ワインエキスパートの悠です。
30歳で小さいワインのネットショップを起業、現在運営中です。
ブログにはワインに限定せず、日々飲んだ酒をアップしていきます。

ブログ名は【いっしょういちえい】と読みます。
一杯の酒を飲みながら、一つの詩を歌うことです。
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タグ:白ワイン

Boekenhoutskloof Semillon 2015
ブーケンハーツクルーフ セミヨン 2015年
【2017年10月26日】

Semillon 2015_エチケット_550
Semillon 2015_エチケット2_550
Semillon 2015_550

【外観】
艶のあるレモンイエロー。

【香り】
ミネラルを彷彿とさせるバナナのようなニュアンスと、甘酸っぱいキウイのアロマが、穏やかに折り重なる。

【味わい】
口に含むと、熟したフルーツのような甘味と、ミネラル由来の苦味が広がり、シンプルながらも奥深いアタックを感じる。
骨格はエレガントながら、丸みを帯びた穏やかな酒質で、果実味には凝縮感がある。
ワインの重心は高めで、清涼感のあるフレッシュな酸味と、鉱石のように凛としたミネラル感が混ざり合い、滑らかなフィニッシュへと繋がる。

【イメージ】
若々しいですが、深淵の底で光るクリスタルのように、美しいワインです。
ブーケンハーツクルーフセミヨンimg2_550

■概要
1776年設立され、フランシュック地区で最古で最も評価の高いワイナリーだ。
ワイナリーの名前は、「土着のブナの木」を意味する。
エチケットには、この木で作られたケープ・オランダ様式の7つの椅子が描かれている。
ブーケンハーツクルーフ社は過去に、ロバートパーカーのワイン・バイヤーズ・ガイド(アメリカ)、ワインレポート(ヨーロッパ)の双方で南アフリカNo1ワイナリーに選ばれている。

産地:南アフリカ/フランシュック
タイプ:白/辛口
葡萄品種:セミヨン98〜99%/マスカット・オブ・アレキサンドリア1〜2%

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Scharzhofberger Riesling Auslese Versteigerungswein 1988 Weingut Egon Mueller
シャルツホフベルガー・リースリング アウスレーゼ 1988年
エゴン・ミュラー
【2017年2月16日】

エゴン5_550

エゴン_550

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■テイスティングコメント

【外観】
褐色がかった黄金色、べっ甲色を呈す。

【香り】
グラスに注ぐと、完熟したパイナップルや、甘いハチミツのような芳醇なアロマがこぼれる。
べっ甲飴のような濃厚な香りと、微かにジャスミンの香りが混ざり、ぺトロールは弱い。


【味わい】
口に含むと、豊かでコクのある丸みを帯びた酸味が広がる。
溢れ出そうな芳醇な甘味から、気品のあるミネラル感へ繋がり、余韻は長い。


【イメージ】
重心が高いリースリング。
色彩的には黄色で花畑を彷彿とさせる。
時を感じさせる外観とは裏腹に、味わいはフレッシュで純朴。
時間の流れを閉じ込めたような魔法のワイン。


★Scharzhofberger Riesling Kabinett 2005
Egon Muller
★Wiltinger Braune Kupp Le Gallais Auslese 1999
Egon Muller

※過去にこちらのワインを飲んだときも浮かんだ色彩は黄金色でした。
ヴィンテージ由来かもしれません。

エゴンimg2

■概要
エゴン・ミュラー家はドイツのロマネ・コンティと評価され、ドイツが世界に誇る世界最高峰の白ワイン生産者。
リースリングにこだわり、厳選された葡萄畑から、極少量のリースリングしか収穫せず、天然酵母による伝統的な醸造法を守り続けている。
エゴン・ミュラーは、糖度に基づいた、ドイツワインの格付けに懐疑的で、独自の厳しいハードルを設けている。

ドイツワイン法では、ラベルに<村名+畑名>を表記しなければならないが、 5つの特別な単一畑(オルツタイルラーゲ)に限っては例外で畑名だけの表示が許されており、シャルツホフベルガーはその一つである。

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Chablis 1er Cru La Forest 1997 Vincent Dauvissat
シャブリ プルミエ・クリュ ラ・フォレ 1997年
ヴァンサン・ドーヴィサ
【2017年2月16日】

ドーヴィサ3_550

ドーヴィサ4_550

■テイスティングコメント
【外観】
深いゴールドイエローで褐色がかっている。
グラスを伝うワインの涙の粘度は中程度。

【香り】
グラスに注ぐと、爽やかなレモン(皮寄り)のアロマがこぼれる。
背景にヨーグルトのようなニュアンスも感じ取れる。

【味わい】
口いっぱいにミネラル感と塩味が広がる。
熟成感の割にはフレッシュで、相反する要素が共存している。
芳醇な果実味の面影を感じ華やか。

【イメージ】
レ・クロ96より重心が高いので大地よりは空を、塩味から海を連想する。
乾いた風は感じず、春のような明るいワイン。

ラフォレimg

■概要
1920年代にヴァンサンの父、ルネによって設立されたドメーヌ・ヴァンサン・ドーヴィサは、ドメーヌ・フランソワ・ラヴノーとともにシャブリの双璧と言われている。
双方ともにシャブリの伝統を引き継いだ古典的な古樽を使用する生産を行っており、使用する樽は殆どが古樽で新樽率は少ない。

1989年ヴァンサンが当主となり、今のドメーヌ・ヴァンサン・ドーヴィサとなり、1998年に3haの区画で実験的にビディナミ農法を始め、2002年より全ての畑に適応した。
これにより、土壌バランスが改善され、病気が減る効果を得たという。

12haの畑を所有し、プルミエ・クリュ6ha、グラン・クリュ2.7ha。
プルミエ・クリュであるラ・フォレは4.53haでドメーヌ最大の面積をもつクリマであるため、区画が分散しており、品質が安定しない。
故にアッサンブラージュするのだが、それによって複雑味が生まれ、完成度の高いワインになると彼は言う。

極力人的介入を避け、自然な醸造が行われており、手摘みで収穫後、一部はエナメル加工したステンレス・タンクを使用、残りは古樽を使用して発酵。
ワインに熟成中の呼吸を促すために、常に樽を用いて熟成を行っている。
使用する樽はラヴノー同様シャブリ地区で伝統的に使われていたフイエットと呼ばれる小樽で、6〜8ヶ月熟成を行う。

2003年からイランシーで畑を賃貸耕作し、赤ワインにもチャレンジしている。
赤い果実のアロマが華やかなチャーミングなワインに仕上がっている。

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