一觴一詠 酒を詠む

ワインエキスパートの悠です。
30歳で小さいワインのネットショップを起業、現在運営中です。
ブログにはワインに限定せず、日々飲んだ酒をアップしていきます。

ブログ名は【いっしょういちえい】と読みます。
一杯の酒を飲みながら、一つの詩を歌うことです。
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タグ:生酒

人気一モダンクラシック純米吟醸5 720ml(2017年3月)
【2017年4月6日】

人気一モダンクラシック純米吟醸5_2_550
人気一モダンクラシック純米吟醸5_3_550

■テイスティングコメント
透明感のある外観だが、微かにイエロー。
栓を抜いた瞬間に、吟醸香が香る。
グレープフルーツやオレンジの皮のような爽やかなアロマ。
微かにヨーグルトのような香りも混ざる。
口に含むと、圧倒的なミネラル感と米の旨味が口中を覆う。
果実の種子のような苦味(ミネラル)と、清水のような滑らかさを同時に感じる。
ミネラリーなフィニッシュは長く続く。
華やかな旨口。


背景に感じる植物のニュアンス(皮)と押し寄せる旨味(甘味)から、豊かなブナに覆われた奥深い森を流れる渓流をイメージします。

人気一モダンクラシック純米吟醸5img2_550

■概要
産地:福島/人気酒造
酒米:掛米・チヨニシキ/麹米・五百万石
精米歩合:60%
日本酒度:+2.0
酸度:1.5
アミノ酸度:1.6
アルコール度数:16度
使用酵母:うつくしま煌(きらめき)酵母(福島県開発)
仕込み水:安達太良山雪解け水40年(軟水)
★生詰め酒

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菊水 ふなぐち一番しぼり 缶 200ml
【2017年3月28日】

ふなぐち一番しぼり_550

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■テイスティングコメント
外観は微かに黄色がかっている。
吟醸香は控えめだが、口に含むと、華やかなマスクメロンのアロマが鼻腔を抜ける。
口中に豊かなコク、酸味、ミネラル感が広がり、がっつりと米の旨味(甘味)が追随する。
生原酒ならではの若々しさ、凝縮感があり、余韻は長い。

そのパワー(コク)から、200ml缶には収まりきらないスケール感があります。
湧き出る海のような印象です。


ふなぐち一番しぼりimg2_550

■概要
産地:新潟/菊水酒造
酒米 :うるち米
精米歩合:70%
日本酒度:-3
酸度:1.8
アルコール度数:19%
仕込み水:加治川の伏流水(軟水)

1972年11月、日本初の生原酒缶として商品化に成功し、生酒ブームの火付け役となった画期的な商品です。
生酒は紫外線を嫌う性質なので、瓶ではなく、敢えて遮光性に優れたアルミ缶を採用しており、本来酒蔵でしか飲めなかった、酒そのものの味が楽しめます。

私は生酒を好んで飲みますが、毎回飲むには少々割高です。
しかし、安価な水のような純米酒は飲む気にもなれませんでした。
そのような時に、ふと手に取ったのが、こちらのふなぐち一番しぼりでした。
勿論、事前にネットで情報収集し、気になっていたこともありますが、飲んで驚きました。
仕事とは関係なく普段飲みなら、これで充分だと思えるほどの品質でした。
アルコールも19度と高いので、200mlでもボリュームがあり、一缶で満足できます。
まだ飲んだことのない方は、是非お試しください。

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菊水 無冠帝 吟醸生酒 720ml
【2017年3月25日】

無冠帝_550

■テイスティングコメント
バナナのような芳醇で甘い吟醸香が香る。
口に含むと、まろやかなコクと米の旨味を感じる。
切れのある辛口ながら、生酒ならではの旨口に仕上がっている。
上品なミネラル感が後味を引き締め、余韻は雪解けのように綺麗に消えていく。
五百万石ならではのシャープな味わい。

その酒質とスタイリッシュなボトルから、渓流のように爽やかなイメージです。
蔵元ではロックや冷、常温を推奨していますが、私的には冷かぬる燗(常温より微かに高い温度)を推します。
前者は勿論、無冠帝のポテンシャルを引き出しますが、後者は仄かに丸味を帯びて、ホッと一息つけます。

無冠帝img_550

■概要
産地:新潟/菊水酒造
酒米 :五百万石
精米歩合:55%
日本酒度:+5
酸度:1.2
アルコール度数:15%
仕込み水:加治川の伏流水(軟水)

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