Brauneberger Juffer-Sonnenuhr Riesling Auslese Lange Goldkapsel 1983
Weingut Fritz Haag
ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウアー リースリング アウスレーゼ ロング・ゴールドカプセル 1983年 競売会ボトル
フリッツ・ハーク
【2014年11月10日】
■テイスティングコメント
【外観】
褐色がかった黄金色。
ワインの足は遅め。
液面に艶が見えるので、良質だと判別できる。
【香り】
スワリングすると黄色い花のアロマが溢れ、蜜がかったペトロールがふわっと控えめに香る。
この"蜜がかった"という特徴が重要で、綺麗に熟成した"黄色いリースリング"から総じてそれを感じとれる。
上品で控えめ、それでいて凛としている。
【味わい】
口に含むと、淡く優しい甘味が口中に広がる。
必要以上に甘くはなく、バランスの良い酸味とミネラル感が伴うので、ボディがボヤけず飲んでいて心地良い。
優しくて強い、儚げで厳か。
複雑な要素が絶妙に絡み合い、まとまっている。
【イメージ】
イメージはドミニカ産の虫入り琥珀。
数千万年前の太古の空気を閉じ込めた、悠久の時に想いを馳せられる琥珀のようなワイン。
確固たる歴史と先人の技術、それらをイメージしながら飲めば、時間など簡単に飛び越えられますね。
■概要
フリッツ・ハークの創設は1605年。
ブラウネベルクの急斜面に畑を持ち、エゴン、プリュムと同格とされる実力者。
収穫は全て手摘み、天然酵母を用い、ステンレスだけではなく樽も使う。