一觴一詠 酒を詠む

ワインエキスパートの悠です。
30歳で小さいワインのネットショップを起業、現在運営中です。
ブログにはワインに限定せず、日々飲んだ酒をアップしていきます。

ブログ名は【いっしょういちえい】と読みます。
一杯の酒を飲みながら、一つの詩を歌うことです。
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タグ:天然酵母

Brauneberger Juffer-Sonnenuhr Riesling Auslese Lange Goldkapsel 1983
Weingut Fritz Haag
ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウアー リースリング アウスレーゼ ロング・ゴールドカプセル 1983年 競売会ボトル
フリッツ・ハーク
【2014年11月10日】

フリッツ・ハーク1983_500

■テイスティングコメント
【外観】
褐色がかった黄金色。
ワインの足は遅め。
液面に艶が見えるので、良質だと判別できる。


【香り】
スワリングすると黄色い花のアロマが溢れ、蜜がかったペトロールがふわっと控えめに香る。
この"蜜がかった"という特徴が重要で、綺麗に熟成した"黄色いリースリング"から総じてそれを感じとれる。
上品で控えめ、それでいて凛としている。


【味わい】
口に含むと、淡く優しい甘味が口中に広がる。
必要以上に甘くはなく、バランスの良い酸味とミネラル感が伴うので、ボディがボヤけず飲んでいて心地良い。
優しくて強い、儚げで厳か。
複雑な要素が絶妙に絡み合い、まとまっている。


【イメージ】
イメージはドミニカ産の虫入り琥珀。
数千万年前の太古の空気を閉じ込めた、悠久の時に想いを馳せられる琥珀のようなワイン。
確固たる歴史と先人の技術、それらをイメージしながら飲めば、時間など簡単に飛び越えられますね。

フリッツ・ハーク1983img_500

■概要
フリッツ・ハークの創設は1605年。
ブラウネベルクの急斜面に畑を持ち、エゴン、プリュムと同格とされる実力者。
収穫は全て手摘み、天然酵母を用い、ステンレスだけではなく樽も使う。

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Brauneberger Juffer-Sonnenuhr Riesling Auslese Goldkapsel 1990
Weingut Fritz Haag
ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウアー リースリング アウスレーゼ ゴールドカプセル 1990年 競売会ボトル
フリッツ・ハーク
【2014年10月24日】

フリッツ・ハーク1990_500

■テイスティングコメント
【外観】
濃く透明感のあるゴールドイエロー。
深く落ち着いた黄色は、明る過ぎず、そして地味ではない色。


【香り】
熟したカリンや黄色い花のアロマ。
91年のシュペートレーゼは高山の花のイメージだったが、こちらはもっと身近な農村に自生する野花のようで、前者よりワインの重心が低い。
淡いペトロール(リースリング特有の重油香)は両者とも同様に感じる。
これは生産者の個性かもしれない。


【味わい】
アウスレーゼでありながら控えめな甘さと酸味はエゴンに通じるバランスの良さ。
ワインだけ飲んでいても疲れてこない、むしろ疲弊しているときに飲むと癒やしになりそうな優しいワイン。
余談だが、そこまで甘くしないスタイルはオリヴァー氏にも引き継がれているとのこと。


【イメージ】
黄昏時に響くのは鐘の音。
村に一つしかない教会の前で催される秋の収穫祭。
冬がそこまで来ている、静寂の前の大切なひと時。
華やかだが、どこか終わっていきそうな儚げな感じ。
静かに朽ちていく過程を美しく思わせる。
それでいて、その先の春にまた希望を抱かせてくれるようなワイン。
"ドヴォルザーク ユーモレスク 変ト長調 Op101 第7番"が聴こえてくる感じです。


過去にエゴンを飲む機会が二回あり、一回目は過去と未来、二回目は常世と現世を感じました。
どちらも時間、時空の概念でありながら、その実は時間に縛られず、永遠に近いスケール感を表現するために用います。
エゴンと似ていると表現したこのワインは、性質は似ていましたが、本質は違いました。
決して永遠ではなく終わりがあるということ。
その美しく思わせる終わり方に生産者の実力が垣間見える気がします。

フリッツ・ハーク1990img_500

■概要
1605年創業のフリッツ・ハークはエゴンに並ぶ生産者として名高い。
現オーナーのオリヴァー氏はナーエのデンホフ(1750年から家族経営で続く老舗)で経験を積み、その後、南アやオーストリアで修業した。
過去に日本にも訪れており、和食とドイツワインが合うと感じたそうで、事実この日のワイン会の和食とのマリアージュは最高でした。
(この日のワインはオリヴァー氏ではないですが)

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Brauneberger Juffer-Sonnenuhr Riesling Spaetlese Goldkapsel 1991
Weingut Fritz Haag
ブラウネベルガー・ユッファー・ゾンネンウアー リースリング シュペートレーゼ ゴールドカプセル 1991年 競売会ボトル
フリッツ・ハーク
【2014年10月21日】

フリッツ・ハーク1991_500

■テイスティングコメント
【外観】
グラスに注ぐと、僅かに気泡が見える。
外観は淡く透明感のあるハニー色。
表面に艶があり、品質の良さを物語っている。


【香り】
黄色い花を思わせる可憐で華やかなアロマが香る。
リースリング特有のペトロールは自己主張せず弱い。


【味わい】
口に含むと、感じるのはみずみずしい酸味で、この特徴はヴィンテージ由来のもの。
1991年はヨーロッパ全域で天気は芳しくなく、そこまで評価される年ではない。
しかし、そのみずみずしさがワインのフレッシュ感に繋がり、全体的に軽やかな印象を与えている。
意図的か偶発的か分からないが、前者であるなら秀逸な生産者である事を証明している。

エゴンを彷彿とさせるバランスの良さ、優しい甘味と酸味が見事に同調している。
その性質には酸の柔らかさが重要で、樽も一役買っているように思える。


【イメージ】
イメージするのはオーストリアとの国境、グライナウ村の短い夏。
涼やかな風に乗って仄かに香る可憐な花の存在。
白い服を着た女性が佇み、微笑んでいるようなワイン。


Wiltinger Braune Kupp Le Gallais Egon Mu"ller Mosel-Saar-Ruwer Auslese 1999
エゴンのブラウネ・クップと似たイメージを持ちました。

フリッツ・ハーク1991img_500

■概要
葡萄品種:リースリング


フリッツ・ハークの創設は1605年。
ブラウネベルクの急斜面に畑を持ち、エゴン、プリュムと同格とされる実力者。
収穫は全て手摘み、天然酵母を用い、ステンレスだけではなく樽も使う。

ユッファー・ゾンネンウアーとは乙女の日時計を意味する畑名であり、実際に日時計は存在する。

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