Spaetburgunder Weisherbst Qualitaetswein 2006
Weingut Meyer-Nakel
シュペートブルグンダー・ヴァイスヘルプスト 2006年
マイヤー・ネーケル
【2014年9月1日】
■テイスティングコメント
【外観】
明るく透明感のある淡い茜色。
【香り】
甘酸っぱいイチゴのアロマが鼻腔をくすぐる。
控えめで、それでいて繊細な香りがグラスからこぼれる。
【味わい】
伸びやかなミネラルが、ワインをフレッシュに保っている。
酸味とミネラル由来のコクがワインの骨格を形成している。
【イメージ】
外観と香りから、儚げでセピア色のような印象を受けます。
豊かなミネラル感が鉄と錆を彷彿とさせるので、例えるなら夕方の教会のような印象。
外は夕焼けで教会の中は薄暗く、錆びた鉄の香り、湿った土の香りが立ち昇り、空気はひんやりしている。
ステンドグラスから、淡く蒼い光が漏れており、厳かで涼やか、途方もない時間を感じる。
イメージは、ゴシック建築のケルン大聖堂。
"綺麗"は時間とともに劣化していくが、"美しい"は時間の経過とともに洗練されていくもの。
今を見て、昔を空想して思わず当時を見たくなるような、切なくなる感じです。
今(フレッシュ感)と昔(熟成感)が見事に一つになっているバランスの良いロゼワイン。
■概要
ヨーロッパワイン産地の北限、アール地方の著名な醸造所。
ドイツのバリック醸造の先駆者であり、赤ワインの名手。
ヴァイスヘルプストとは特定地域、単一品種使用、QbA以上で造られるロゼワイン。