一觴一詠 酒を詠む

ワインエキスパートの悠です。
30歳で小さいワインのネットショップを起業、現在運営中です。
ブログにはワインに限定せず、日々飲んだ酒をアップしていきます。

ブログ名は【いっしょういちえい】と読みます。
一杯の酒を飲みながら、一つの詩を歌うことです。
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タグ:ラインガウ

Sauvage Riesling 2003 Weingut Georg Breuer
ソヴァージュ・リースリング 2003年 ゲオルグ・ブロイヤー
【2014年8月24日】

ソヴァージュ2003_500

■テイスティングコメント
【外観】
輝きのあるゴールドイエロー。


【香り】
熟した柑橘系のアロマ、柚子のような印象。


【味わい】
口に含むと、伸びやかな酸味とミネラル感が広がる。
キリッとした辛口で、どこかエスニックな世界観のようだ。


【イメージ】
ラインガウのリースリングはテロワールの影響か、"大地"のリースリングが多い。
しかし、こちらのソヴァージュは"天空"寄りでした。(大地属性?の海も視えましたが)


舞台は、東洋と西洋、イスラムとキリストの架け橋となるトルコ。
そこは朝霧の中の港、エーゲ海に面するイズミール。
吹き抜ける浜風と、風に感じる塩味(ミネラル感)。


キーワードは"架け橋"。
結ぶのは国家?宗教?信念?
それとも、父から娘への想いか。
その想いは、信念となりドイツワイン文化の礎となる。

ソヴァージュ2003img_500

■概要
100年ほど前、世界でもてはやされたラインガウの辛口リースリング。
その復権をモットーに立ち上がったのがゲオルグ・ブロイヤー醸造所。
実際はシュペートレーゼ以上の果汁を使用しているが、表記はQ.b.Aとなっている。
因みに2003年は先代ベルンハルト氏が健在だった頃のワインだ。

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Kiedricher Grafenberg Riesling Trockenbeerenauslese 1990 Weingut Robert Weil
キートリッヒャー・グレーフェンベルク リースリング・トロッケンベーレンアウスレーゼ 1990年
ロバート・ヴァイル
【2014年7月6日】

リースリング・トロッケンベーレンアウスレーゼ_500

■イメージ
ゲオルグ・ブロイヤーに続いて、こちらも熟成甘口リースリング。
こちらはトロッケンベーレンアウスレーゼ。

ゲオルグ・ブロイヤーは世界樹を彷彿させる大地のリースリングでしたが、こちらは天空のリースリングでした。
抜けるような青空ではなく、空気の薄い高山から眺めたような澄んだ星空。

熟成期間と反比例するようなフレッシュな酸味と、厳かな深い甘味。
測り知れない領域がどこか宇宙を連想させます。

人生最期に飲むなら、こんなワインが良いです。

リースリング・トロッケンベーレンアウスレーゼimg_600

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Rudesheim Bischofsberg Rheingau Riesling Beerenauslese 1993
Georg Breuer
リュデスタイム・ビショフスベルグ ラインガウ・リースリング・ベーレンアウスレーゼ 1993年
ゲオルグ・ブロイヤー
【2014年7月6日】

リュデスタイム・ビショフスベルグ_500

■テイスティングコメント
【外観】
褐色がかった黄金色。

【香り】
熟成が進み果実香は薄れているが、ぺトロールは残っている。

【味わい】
口に含むと、ぺトロールが鼻を抜け、口中を癒し系の甘味が覆い隠す。

■イメージ
熟成した甘口のリースリングは2パターンに大別できると思います。
どんなに熟成させても、果実香は薄れますが、やはりぺトロールは残ります。
これは両者とも同様です。
口に含んだ時に、舌に残る甘口の余韻がぺトロールとともに浮上するか、それとも落ちるか、その2パターン。
(酸由来の現象かもしれませんが、それだけではない気もします)
私的に表現すると、”天空のリースリング”か、”大地のリースリング”。

このワインは、大地寄りでした。
有限であれ、無限に近い生命力を感じることができました。
このリースリングを飲んで浮かんだイメージは、悠久の時を感じさせる巨木の根でした。

リュデスタイム・ビショフスベルグimg_500

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