Gippsland Pinot Noir 2011 William Downie
ギップスランド ピノノワール ウィリアム・ダウニー 2011年
【2017年2月16日】

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■テイスティングコメント

【外観】
淡いルビー色だが、グラスの底は微かに霞んでいる。
グラスを伝うワインの涙はサラサラしている。

【香り】
チェリー、ストロベリー等の赤い実のアロマとシナモン等のスパイス香が折り重なっている。
なめし皮のような第三アロマも存在し、バックに野性味も感じる。

【味わい】
口に含むと、エレガントで穏やかな酸味とミネラル感が広がる。
タンニンはシルキーで丸みを帯びている。
微かに発泡のニュアンスを感じ、心地良い余韻へと繋がる。

【イメージ】
ブルゴーニュのような雰囲気だが、ワインの属性は明るい。
重心は高く、朝焼けの空のような印象。

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■概要

★ウィリアム・ダウニー Wiliam Dawnie

2006年「ヤング・オーストラリアン・ワインメーカー・オブ・ザイヤー」に選ばれる。
6トンの葡萄の収穫、精密に検査をしてから除梗、無濾過、無農薬。
2年間「バス・フィリップ」のフィリップ・ジョーンズの下で研修、2000年の6月から15ヶ月間「デ・ボルトリ」で働く。
その後、4ヶ月間「ジュヴレイ・シャンベルタン」にある「ドメーヌ・フーリエ」にて醸造について学ぶ。
2002年に再渡仏、2003年のヴィンテージをユベール・リニエで過ごし、モレサン ドニやジュヴレイシャンベルタンに携り、帰国後デ・ボルトリのシニア・ワインメーカーとなるが、平行して自分の畑をヤラヴァレーに開拓。