一觴一詠 酒を詠む

ワインエキスパートの悠です。
30歳で小さいワインのネットショップを起業、現在運営中です。
ブログにはワインに限定せず、日々飲んだ酒をアップしていきます。

ブログ名は【いっしょういちえい】と読みます。
一杯の酒を飲みながら、一つの詩を歌うことです。
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タグ:ブルゴーニュ

Bourgogne Aligote 2007 Domaine Leroy
ブルゴーニュ・アリゴテ 2007年 ドメーヌ・ルロワ
【2014年9月8日】

アリゴテ・ルロワ_500

■テイスティングコメント
【外観】
艶のあるゴールドイエロー。


【香り】
凝縮した硫黄の香りに栗の皮のニュアンス。
そこにグレープフルーツやバニラの香りが混在する。


【味わい】
一瞬、飲むのを躊躇するほどのカオス(硫黄臭)を感じる。
口に含むと、凄まじく凝縮した酸味(パワー)だが、レモンをそのまま絞ったような純朴感がある。
香り高いが、飲むと嫌味なく身体に吸収されていく。


【イメージ】
まるで満月の色のワイン。
香り、味、全てのスケールが巨大。
無重力の中に浮かぶ、巨大な満月。
その月面から見たダイヤモンドリング。
真空ゆえの輝きは、遥か彼方まで伸びていく。
背後からは数億年前の光が届く。
そのような不思議な感覚でした。

アリゴテ・ルロワimg_448


ある領域に達したビオディナミは、飲むと宇宙のイメージが見えることがあります。
ドーヴネは宇宙から見た地球。
メゾンのグラン・オルディネールは月の砂漠、星の欠片。
今回のドメーヌもやはり宇宙、月、星々の印象を受けました。

初日は明る(硬)過ぎて、細部まで覗けませんでしたが、4日目辺りから開き始めました。
一口飲んだだけで、思わず顔が熱くなるくらい心が揺さぶられました。
アリゴテでこの品質は素晴らしいです。

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Bourgogne Grand Ordinaire Blanc 2011 Maison Leroy
ブルゴーニュ・グラン・オルディネール ブラン 2011年
メゾン・ルロワ
【2014年8月23日】

BGOB2011_500

■テイスティングコメント
【外観】
2011年にしては深いレモンイエロー。


【香り】
グレープフルーツのアロマに、少し熟成が進んだ栗の皮のニュアンスが重なる。
ヨーグルトのような香りもバックにある。


【味わい】
口に含むと、エレガントな酸、苦みを伴うコク、水のような透明感の余韻。
熟成が進んだ高級ブルゴーニュの印象がある。


【イメージ】
月の砂漠、星の欠片、宙(そら)には、流星群。
辺り一面に月の砂(レゴリス)、降り注ぐ星々。


ルロワのイメージは、どこまでも月です。

以前、ドメーヌ・ドーヴネを飲んだときにイメージしたのは、宇宙から見た地球。
やはりメゾン・ルロワも印象が近い。
(因みに、DRCを飲んだときは、地球の大海原を思い浮かべました)


ルロワと言えば、月並みですが、やはりビオディナミです。
上記は平たく言うと占星術に基づいた自然農法。
(メゾンのBGOがビオかどうかは、とりあえず置いておく)


ビオを飲んだ場合、僕は大地をイメージすることが多いのですが、彼女のワインを飲むと宇宙をイメージします。
月の農法によって造られたワインは、ある領域まで達すると星を見せるのでしょうか。

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■概要
葡萄品種:シャルドネ

言わずと知れたブルゴーニュでトップクラスのルロワ。
グラン・オルディネールだからと言って侮れません。
難しい2011年ですが、素晴らしい出来でした。

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Bourgogne Roncevie 2009 Domaine Arlaud Pere et Fils
ブルゴーニュ・ロンスヴィ 2009年 ドメーヌ・アルロー・ペール・エ・フィス
【2014年8月10日】

ブルゴーニュ・ロンスヴィ_500

■テイスティングコメント
【外観】
深みのあるルビー色。


【香り】
チェリー等のアロマと、鼻腔を抜けるようなスパイス香が重なっている。


【味わい】
口に含むと、アタックにハーブの様な青さ、フィニッシュにビオ特有の香ばしいナッツのニュアンスが表れる。


【イメージ】
夏の山間の田舎のような印象です。
ストレートに入り込んできたイメージから、真っ直ぐな信念を感じました。
耕作には馬を使い、愚直にビオワインを造る、そんな人たちの生き様を感じます。
思いつくのは、ジャン=フランソワ・ミレーの【落穂拾い】。


抜栓した直後は平凡で素っ気ありませんが、時間をおいてから飲むと、驚くほど美味しくなります。


ブルゴーニュ・ロンスヴィimg_500

■概要
1998年にシプリアン・アルロー氏が実質的にドメーヌの運営を始めてから頭角を現したロバート・パーカー氏やイギリスのジャーナリストも注目するモレ・サン・ドゥニ村に本拠を置く由緒あるドメーヌ。
平均樹齢30〜50年のモレ・サン・ドゥニ村を中心に、ジュヴレイ・シャンベルタン村とシャンボール・ミュジニー村の最良の区画に葡萄畑を所有しており、リュット・レゾネ(減農薬農法)を採り入れ、出来る限りテロワールを表現している。
ステンレスタンクで低温マセラシオン醗酵を行い、過度の抽出は避け、格付やヴィンテージにより新樽を30〜60%使用し樽熟成。
SO2を極力最小限しか使用せず、、ピノ・ノワールのピュアな果実味を引き出している。
品質に対するこだわりで、徹底した選果を行い、基準に満たない葡萄や樽は全てネゴシアンに売却しているため、最高水準のものだけが瓶詰されている。


ロンスヴィは、もともとはジュヴレ・シャンベルタンの村名クラスだった区画で10ha。
シャンベルタンから国道74へ下った所に位置し、5haが村名クラス、残りの5haがACブルゴーニュで、ドメーヌ・アルローではACブルゴーニュの5haを全て所有。

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