一觴一詠 酒を詠む

ワインエキスパートの悠です。
30歳で小さいワインのネットショップを起業、現在運営中です。
ブログにはワインに限定せず、日々飲んだ酒をアップしていきます。

ブログ名は【いっしょういちえい】と読みます。
一杯の酒を飲みながら、一つの詩を歌うことです。
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タグ:ゲヴュルツトラミネール

Gewurztramier 'Hugel' Selectionne Par Jean Hugel Vendange Tardive Selection de Grains Nobles 1983
ゲヴュルツトラミネール ヴァンダンジュ・タルディヴ セレクション・ド・グラン・ノーブル 1983年
ジャン・ヒューゲル
【2014年9月7日】

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■テイスティングコメント
【外観】
赤みがかった黄金色。
その色は夕焼けに照らされた焼野原を彷彿させる。


【香り】
焦がしたカラメルの香り。
芳醇な甘い香りがグラスからこぼれる。


【味わい】
口に含むと、控えめながら生命力を感じる甘味。
儚くとも力強い生命力に溢れている。


【イメージ】
可憐な甘味、奥深い余韻、ボトルに収まりきらないスケール感でした。
グラス一杯の甘口ワインから、明日へ繋がるパワー(希望)を貰えました。


下記はアルザスの歴史から読み解いてみました。
幾重にも重なる戦争で荒廃した大地。
災厄、絶望、試練。
かつての繁栄を胸に秘め、立ち上がる。
至高のワインのルーツを誇りに刻む。


今から遥か昔、空と大地の境界線に届く修道女の祈り。
その祈りが信念となって、今のアルザスがある。
自由奔放な空とは異なり、大地に根付いた確固たる歴史。

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■概要
葡萄品種:ゲヴュルツトラミネール

ヴァンダンジュ・タルディヴの法律が施行される一年前の希少なワイン。

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Vin d'Alsace Blanc 2006 Marcel Deiss
ヴァン・ダルザス・ブラン 2006年 マルセル・ダイス
【2014年8月9日】


ヴァン・ダルザス・ブラン_500

■テイスティングコメント
【外観】
明るいレモンイエロー。
黄金の雫のような印象。


【香り】
リンゴの蜜のような甘酸っぱい香りが辺りを包む。


【味わい】
口に含むと、控えめながらも、優しい果実味が広がる。
ダイスの底辺ながらも高品質で、癒し系の味わい。


【イメージ】
頬を爽やかでフローラルな風が吹く。
それは、触れようとすると逃げるけど、気が付くと傍らに寄り添ってくれている。
派手ではないけど、その実、存在は光そのもの。
外界に遊びに来た智天使ケルプの化身、プット(子供の天使)。
距離は近くても決して交わることのない眩い灯火。

このワインは、まさに、”天使の気まぐれ”。

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■概要
葡萄品種:地元ベルグハイムの各品種畑区画のブレンド。
ピノ・ブラン、リースリング、ゲヴュルツトラミネールが70%、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、ミュスカ、シルヴァネールが30%。平均樹齢20年。

所在村:Bergheim
醸造家:Jean-Michel Deiss
所有畑面積:26ha
ドメーヌ継承年:1975年
栽培における特記事項:ビオディナミ(1997年ECOCERT認証、2007年demeter認証)。クローン樹を極力使用しない。
醸造における特記事項:平均収量は33hl/hl(全アルザスの平均は78.80hl/ha)。白は除梗せず、赤は約80%除梗する。天然酵母のみで発酵。赤は木製開放槽、白は大樽で発酵。シュール・リー熟成。

ジャン・ミッシェル・ダイスは、アルザスに初めて「テロワール」の概念を持ち込み、AOC法の改正(ラベルに品種名を表記しなくてもよくなったこと等)を成し遂げた。
現在も彼が昔から提唱する、畑の個性に基づく「プルミエクリュ」を実現させるべく運動を続けている。

「ぶどうの樹は、自ら養分を求めて根を土中に伸ばします。この土中深くにあるものがその土地のテロワールです。ここは気候の影響もほとんど受けません。根が地表に留まると気候の影響をモロに受け、土地の個性は失われてしまいます。僕のワインは、例えば酷暑だった2003年も、濃さは例年と変わりませんでした。ビオディナミも、このテロワールを引き出すための手段に過ぎません。」
「また今日、アルザスのほとんどの畑で同じクローンばかりが植えられるようになりました。その結果、どのワインを飲んでもクローンの個性の味しかしなくなりました。アルザスの土壌は、太古の地殻変動に由来する極めて複雑で多様なものです。個々の土地の強烈な個性をそのままワインに表現することが、僕の人生です」
「何かを良くしようと思ったら、それは愛によってのみ可能だ」

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