寒梅 本醸造無濾過生原酒 720ml(2016年11月)
【2017年4月17日】

寒梅本醸造無濾過生原酒2_550

■テイスティングコメント
透明感はあるが、ややイエローに見える。
熟したマスクメロンや貴腐ワインの香りなど、華やかなフルーツ香が溢れる。
口に含むと、メロンにかぶりついたようなジューシーな果実味(旨味)。
追随するのは、滑らかな口当たりと、まろやかなコク。
丸みを帯びた骨格を感じ、一本通ったミネラリーな余韻へと続く。

酒名のイメージ通り、咲き誇った梅のように華やかな良い酒です。


寒梅本醸造無濾過生原酒img2_550

■概要
産地:埼玉/寒梅酒造
酒米:五百万石100%
精米歩合:65%
日本酒度:±0
酸度:1.4
仕込み水:甘棠院の井戸水(中軟水)


創業は江戸後期の文政4年(1821年)、武蔵の国、久喜で鈴木平兵衛が酒造りを開始。
久喜は関東平野のほぼ中心に位置し、米などの農作物に恵まれており、名刹甘棠院の裏山より、酒造りに適した仕込み水にも不自由しなかった。
鈴木家の出身は近江商人、日本三大商人の一つであり、現社長は七代目である。


寒梅の由来は蔵元サイトから抜粋。


★清酒「寒梅」の由来
漢詩の一説『魁春開雪中』(ハルニサキガケテセッチュウニヒラク)より。
雪中に咲く寒梅は万花の魁(サキガケ)をなすもので先取りであり先駆者である。
また、毅然として清楚、意志が強く忍耐強い気品に満ちた花・・・。