燦然 藍ラベル 純米 「雄町」 生原酒 720ml  (2017年4月)
【2017年4月27日】

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■テイスティングコメント
外観は淡いイエロー。
マスクメロンや、バナナ等のフルーツ香、バターのような乳製品の香りと米の香りも混ざる。
口に含むと、濃厚でフレッシュなメロンジュースのようにジューシーな飲み口。
溢れそうなばかりの甘味(旨味)を感じながら、アクセント程度の要素である苦味がフィニッシュを引き締める。
このミネラル感は果実の種子に感じるタンニンのような印象で、甘味、酸味、苦味のバランスが良い。


5日経つと、パワフルだった果実味がまろやかになります。
まるで豊作の果樹園そのもののような一本です。

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著作者:kanenas.net


■概要
産地:岡山/菊池酒造
酒米:岡山県産雄町100%(一部の酒に無農薬・無肥料の自然栽培米使用)
アルコール:19度
精米歩合:65%
酵母:協会9号等
酒母:速醸
仕込み水:高梁川流域の水(軟水)


明治11年に創業された菊池酒造は、備中玉島港町(現岡山県倉敷市玉島)として繁栄した昔の問屋街の一角にある。
数多ある酒の中で一段と輝く素晴らしい酒を造りたいという信念から、酒銘を「燦然」(さんぜん)と名付ける。
酒造りの期間は、蔵ではモーツァルトの音楽が流れ、山田錦や雄町、朝日、アケボノといった酒米を使い、優れた水質である高梁川流域の水と、各品評会で常に高い評価を受ける備中杜氏の技術をもって、伝統を守った酒造りを行っている。
特定名称酒の売上比率が90%以上、(大)吟醸・純米(大)吟醸の比率も50%以上と、比較的高価な清酒の比率が高い。
更に近年では、貯蔵設備の整備、火入れ装置の高度化、最新の洗米機・キャッパーなどの導入を行い、品質を高めるための設備投資も積極的に行っている。