初孫 純米吟醸 おりがらみ 生原酒 720ml 東北銘醸 (2016年12月)
【2017年1月9日】

初孫純米吟醸おりがらみ生原酒_450

■テイスティングコメント
溢れ出るほどの、華やかな果実香。
熟したバナナを使用したジュースのように、ジューシーな飲み心地。
パワフルに荒々しく押し寄せる米の旨味、甘味が口中を覆う。
そして、それを抑えるように感じるミネラル感、苦味が後味を引き締める。
おりがらみ、生原酒ならではのフレッシュ感溢れる一本。
 
■概要
産地:山形県酒田市/東北銘醸株式会社
酒米:出羽燦々
アルコール:17.5度
精米歩合:55%
酵母:山形酵母
日本酒度:+3
酸度:1.5
仕込み水:蔵の井戸水


酒田は江戸時代に「西の堺、東の酒田」と言われ、海上交通の要所として栄えた港町である。
酒井氏が明治26年(1893年)に、金久という銘柄を世に送り出し、酒造会社を設立したのが始まりだ。
昭和初期に当家に長男が誕生をしたのを機に、酒名を初孫と改めた。
初孫の蔵では、創業以来一貫して時間と手間のかかる昔ながらの伝統手法「生もと造り」による酒造りを行っている。


◆おりがらみとは
搾った直後に出てくるお酒は白く濁っており、通常は濁った部分を澱引きして出荷されるが、おりがらみとは澱の部分を少し残して出荷する酒。