Saint Joseph Blanc 2012 Domaine Mathilde et Yves Gangloff
サン・ジョセフ ブラン 2012年 ドメーヌ・マチルド・エ・イヴ・ガングロフ
【2017年10月26日】

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■テイスティングコメント
【外観】
艶のある黄金色。
手順を違えて、思わず口に運びたくなるような輝きが見える。


【香り】
グラスに注ぐだけで、仄かに柑橘系の香りを感じ、スワリングすると、穏やかにオークの香りが浮上する。
アーモンドのような香ばしさと、トロピカルフルーツのような熟した果実の香りが後から重なり、カルテットのように優雅な印象を受ける。


【味わい】
口に含むと、アタックは若干の苦味を伴うミネラル感。
全体的に丸味を帯びながら、エレガントなボディで、余韻に控えめな甘味を感じる。
オイリーなコクを感じながらも清涼感があり重心は高め、雑味は感じず純朴(フレッシュ)な味わい。


【イメージ】
官能的という意味では、過去に飲んだラ・ドリアーヌと共通点がありますが、ワインの時間軸が異なります。
こちらのワインは、朝方に穏やかに波打つ海原のような印象で、まだまだフレッシュでした。
その爽やかな世界観はローヌではなく、アルザスと重なるのかもしれません。

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■概要
アルザスからローヌへ移住した生産者。
ガングロフは評論家には左右されない生産者と言われ、雑誌や評論家のインタビューを嫌い、マスコミに登場することもあまりないと言う。
山奥で葡萄と向かい合い、ワインと対話しながら、ワイン醸造の日々を送っている。
日本の侍を彷彿とさせる彼が一躍有名になったきっかけは、2000年にジャンシス・ロビンソンが携わる「オックスフォード・コンパニオン・トゥ・ワイン」で、「最も将来有望な28人」の1人に選ばれたことである。
そのただ一度の登場で、翌年の2001年以来、予約しなくては買えないカルトワインとなった。
急勾配の丘陵に広がる畑でオーガニック栽培を行い、全てを手作業でこなす。
ステンレスタンクで発酵、新樽、古い小樽を用いて熟成し、ワインの澱引きはなく、酸化防止剤も最低限しか使用しない。
コート・ロティに3ha、コンドリューに2.5ha、サン・ジョセフに2.4haを所有する小規模なドメーヌで、ワインの生産量は僅か30樽弱で日本への入荷は数ケースのみである。
コンドリューにつていはその一部をローヌの名門ギガルに卸しているそうだ。