Rudesheim Bischofsberg Rheingau Riesling Beerenauslese 1993
Georg Breuer
リュデスタイム・ビショフスベルグ ラインガウ・リースリング・ベーレンアウスレーゼ 1993年
ゲオルグ・ブロイヤー
【2014年7月6日】

リュデスタイム・ビショフスベルグ_500

■テイスティングコメント
【外観】
褐色がかった黄金色。

【香り】
熟成が進み果実香は薄れているが、ぺトロールは残っている。

【味わい】
口に含むと、ぺトロールが鼻を抜け、口中を癒し系の甘味が覆い隠す。

■イメージ
熟成した甘口のリースリングは2パターンに大別できると思います。
どんなに熟成させても、果実香は薄れますが、やはりぺトロールは残ります。
これは両者とも同様です。
口に含んだ時に、舌に残る甘口の余韻がぺトロールとともに浮上するか、それとも落ちるか、その2パターン。
(酸由来の現象かもしれませんが、それだけではない気もします)
私的に表現すると、”天空のリースリング”か、”大地のリースリング”。

このワインは、大地寄りでした。
有限であれ、無限に近い生命力を感じることができました。
このリースリングを飲んで浮かんだイメージは、悠久の時を感じさせる巨木の根でした。

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